畑の作り手通信「奈良県五條市 王隠堂農園 仁司 与士久さん」より

こんにちは！ 仁司 与士久です。冬が近づいてくると、晩秋の代表的な甘柿、 「富有柿」が旬を迎えす！果実は大きく、採れたては少しかためのパリッとした歯ごたえに、さわやかな甘み。数日置くとやわらかさが増して、とろりとした濃厚な甘みが楽しめます。昼夜の寒暖の差がある奈良県五條市は、日本有数の柿産地。気温差が色付きを良くし、味わい深い柿を育ててくれるんです。仁司家では、過熟した柿はカレーやドレッシングにも入れています。ぜひお試しください！

お客様の声

毎年、柿の季節が来るのを楽しみにしています。果物のなかで一番好きです。甘くてジューシーで、とてもおいしいです。取り扱い期間が短いので、できるだけ毎週購入しています。（ロージーさん）

産地のほっとstory

完全甘柿の代表品種！ 柿の王様「富有柿（ふゆうがき）」をお届け

柿が名産品として知られる奈良県。そのなかでも、王隠堂農園がある五條市西吉野地区は、古くから柿の産地として発展してきました。山々の稜線まで柿の木が植えられている風景は圧巻の一言。ここで育つ柿は、日中に太陽の恵みを蓄え、朝晩の冷え込みにより、甘みをたっぷりと蓄えています。柿のなかでも「富有柿」は“樹上で甘くなる”、つまり収穫後に渋を抜く必要のない完全甘柿の代表品種です。

王隠堂（おういんどう）の名前の由来とは？

できる限り農薬に頼らず柿を生産する王隠堂農園。「王隠堂」の名前の由来は、南北朝時代、足利尊氏に追われて京都を逃れてきた後醍醐天皇をかくまったことに由来します。この地は、柿だけでなく、梅の名所としても知られています。毎年6月に販売する、梅酒用の梅干しをご存知の方も多いのではないでしょうか。古き歴史を感じる柿の里、王隠堂農園の富有柿をご堪能ください。
（農産担当：高橋 一幸）

畑の作り手通信「王隠堂農園の仁司与士久さん」より

日本有数の柿の産地、奈良県で柿作りをしている仁司与士久です。
そろそろ甘柿のシーズンに入ります！ 代表的なのはやっぱり富有柿です。うちの柿畑でも、1年、手間ひまかけて、ようやく収穫の時季を迎えました。
穫れたてはちょっとかためでパリッと歯ごたえの良いさわやかな甘さ。少し日をおけば、とろっとした甘さを楽しめます。もちろん皮をむいて、そのまま食べるのが一番。でも実は、天ぷらやサラダに入れてもおいしいんです。
手作業で1コずつ大事に収穫した甘柿。ぜひ食べてみてくださいね。