



スムージーとは、季節のくだものとグリーンの野菜に水を加えて、まるごとブレンダー(ミキサー)で混ぜ合わせたもの。美容や健康に関心の高い女性たちの間で注目されている手作りドリンクです。「飲み始めて体調が良くなった」、「体が軽くなった」、「便通
がよくなった」など、多くの人の声が話題になっていますが、それは野菜やくだものに含まれる、ビタミン、ミネラル、酵素の作用といわれています。ここでは無理なく手軽に、毎日飲みたくなるスムージーのおいしいレシピをご紹介します。


スムージーは、くだものと野菜を"皮ごと"や"生のまま"使用します。そこで気になるのが農薬です。大地を守る会の野菜は、有機・栽培期間中農薬不使用が全体の75%を占めます。くだものにおいても、一般の1/2
以下の農薬の使用量(成分)を基本としています。名人クラスの生産者が育てたくだものは、完熟を基本とした、圧倒的な"美味"です。季節を、自然を感じながらスムージー生活をお楽しみください。




体の中にある体内酵素の主な働きは「消化と代謝」です。消化酵素は食べたものを消化・吸収することに関わり、代謝酵素は、呼吸をはじめとした生命の営みはもちろん、動いたり、話したり、毒素や老廃物の排泄にも関わります。ですから、消化に費やされるエネルギーを代謝に活かすことで、元気な心と体に
生まれ変わることができるのです。その秘訣が、生の野菜やくだものに含まれる"食物酵素のチカラ"。毎日の食生活にスムージーを取り入れ、食物酵素を効率よく摂取することができれば、消化酵素を浪費せず、代謝に活かすことができ、あらゆる不調の改善も期待できます。

私がスムージーを食生活に摂り入れたのは2011年。スムージー生活を始めて3カ月で10kgの減量に成功した経験があります。スムージーをはじめたきっかけは、腰痛もちで体重を減らしたいと思ったことでした。スムージーは手軽で、なによりもおいしい。いろいろな組み合わせができるので飽きませんでした。私が実践した飲み方を以下にまとめました。皆さん、まずは3週間を目処に続けてみてください。
スムージーは、食事と一緒ではなく単体で飲む。
※食前後40分程度あける。
ゆっくりと咀嚼して、唾液と混ぜ合わせるように飲む。
飲む量は、500cc?1000ccが目安です。バナナやりんごなどを使うと腹持ちが良いので、1回の食事としても十分満足できます。
飲む量を多くしたほうが効果を早く感じることが出来ますが、毎朝コップ一杯程度でも体調の変化を感じることが出来ました。


スタッフ・西田がお答えします。
1日にどれくらい飲めばいい?
A.1日1リットルから飲み始めるのが効果的といわれていますが、無理せず300~500mlくらいから始めても効果がみられると思います。効果を期待するなら、量よりも続けることが大切かも知れません。
いつ飲むのが効果的?
とくに決まった時間に飲まなければならないルールはありませんが、朝など胃の中に食べ物が残っていない状態で飲むほうが、スムージーの栄養を効果的に摂り入れることができます。
なんで食前後に40分あけるの?
食べ物が胃を通過するまで大体40分ほどかかるため、他の食べ物とスムージーが胃の中で混ざり、消化に負担をかけないためです。
野菜やくだものは冷凍していい?
基本的には冷凍しても大丈夫です。でも、手に入るなら、できるだけ生の野菜・くだものを使用しましょう。生の野菜・くだものは、栄養価をみても冷凍より勝っています。
種類を入れすぎては
いけないのはなぜ?
いけないのはなぜ?
毎回、多種の野菜・くだものを使用すると、味がぼけて(均一化)して素材単体の味がわからなくなります。季節の野菜・くだものの味を感じながら、いろいろなレシピを考案していくのが長く続ける秘訣です。
入れてはいけない野菜や
くだものはある?
くだものはある?
ニンジン、キャベツ、ブロッコリーの茎、ズッキーニ、ナス、カボチャ、トウモロコシ、豆類やその他のでんぷん質の野菜はスムージーに入れません。でんぷん質の野菜はフルーツとの食べ合わせが悪い場合があります。
監修:佐川一恵(さがわ・かずえ)
日本リビングビューティー協会本部メディカルディレクター。正看護師。2008年にローフードマイスター新松戸校を開校。現在は、高齢者向けのリラクゼーションケア、企業での保健指導やメンタルヘルス業務にも従事。「リビングマイクロジュース・ブック」(キラジェンヌ)で執筆を担当、「今日からはじめる!ローフードスムージー」(河出書房新社)でレシピ制作を担当。