高原レタスの旬のなかの旬。
夜に蓄えたうまみが詰まっています。

　平地に訪れた初夏を追いかけるように新緑が濃くなる、6月の群馬県、北軽井沢。まだ日差しがやわらかいこの時季のレタスは、生育に時間がかかる分、一枚一枚の葉がしっかり、そして緻密に育ち、うまみが凝縮しています。「しゃきっ」とした歯ごたえは、気持ちいいほど。高地のレタスの味を追求するなら、ゆっくり育つ出始めの今が狙いめです。

　そんなレタスの収穫は、東の空が白み始める明け方から行います。その理由は寒暖差にあり。日中の光合成で栄養を蓄えるレタスは、気温が下がった夜に、それを甘みに変えます。つまり夜の終わり、明け方が甘みのピーク。このタイミングで収穫を行い、すぐ予冷庫に保管してから出荷します。鮮度が命のレタス。えぐみとは無縁の澄んだ味わいを、ぜひ生でちぎってお楽しみください。

高原レタスを使ったレシピ

温玉シーザーブレッドサラダ

【材料】（2人分）

レタス	4～5枚
赤玉ねぎ	1/2コ
クレソン	2本
マッシュルーム	2～3コ
ベーコンスライス	2枚
パン	適量
温泉卵	1コ
粉チーズ	適量
◎ドレッシング	マヨネーズ（大さじ2） おろしにんにく（小さじ1/2） レモン汁（小さじ1） 牛乳（小さじ1） 塩・粗挽き黒こしょう（各少々） 粉チーズ（大さじ1）

【作り方】

1. ①レタスは大ぶりの一口大にちぎり、赤玉ねぎとマッシュルームはスライスする。
2. ②ベーコンは3～4等分の長さに切り、フライパンでカリカリになるまで焼いて皿に取り出す。残った油でパンを焼く。
3. ③ボウルに①と②を入れ、ドレッシングをかけてざっくりと手で和える。
4. ④器に盛り付けて温泉卵とクレソンをトッピングし、粉チーズを振りかける。

【メモ】

ランチにもおすすめのボリュームサラダ。レタスのみずみずしさがおいしさの決め手です。
レタスは余熱で火を入れます。